害鳥・害獣まめ知識

イタチ(鼬)とは

イタチ(鼬)の特徴

イタチ(鼬、鼬鼠)は、ネコ目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の総称である。日本では、在来種であるニホンイタチと外来種のチョウセンイタチのことを指す。その他、イタチ属としてキタイイズナ、ニホンイイズナ、エゾオコジョ、ホンドオコジョ等がいる。(近年、チョウセンイタチが都市部にも増加している。)胴長短足で細長い体型をしている。オスとメスでは体長、体重が大きく異なる。(イタチ類は、オスに比べてメスは極端に小柄である。)チョウセンイタチは、ニホンイタチよりも一回り大きい体格である。

  1. 小柄な体格ながら、しなやかで細長い胴体を持ち、非常に素早く、凶暴な肉食獣で、泳ぐこともできる。
  2. 垂直の壁を登ることができる。
  3. 食性は(肉食に近い)雑食性で、動物性のものを好み、ニワトリや(天井裏・屋根裏の)ネズミ、ウサギなどの動物食の他、柿などの果実を食べます。
  4. 特に、秋冬の寒い時期に、天井裏・屋根裏・床下に巣を作って棲み着き、ネズミなどを好んで捕食して、非常に多く繁殖する。
  5. 3cmほどの隙間を抜けることができる。泳ぐこともできる。
  6. 繁殖時期は春だが、実際のイタチ被害の非常に多くは、(屋外が寒くなり逆に屋内がヒーター暖房により暖かくなりネズミが天井裏・屋根裏に巣を作って繁殖する)秋冬の時期に集中している。

イタチ(鼬)による被害

  1. 天井裏を走り回って騒音を出す。断熱材を破り巣を作る。糞や尿のによる悪臭、シミなど。(糞尿が残っていると、縄張りと認識して何度も侵入を試みる。)
  2. 生ゴミを漁り散らかす。屋内に侵入し食品を荒らす。家畜、ペットを食べたりする。

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