害鳥・害獣まめ知識

猿(サル)とは

猿(サル)の特徴

猿(ニホンザル)。分類:サル目(霊長目)オナガザル科。体長:50~70cm。尾長:5~11cm。体重:8~18kg。体色:暗褐色、茶褐色。主に平地や山地などの森林(広葉樹林)や、常緑広葉樹林や落葉広葉樹林などの山林に生息している。稀に、農耕地や住宅街に生息することがある。

  1. 尾が短く、顔と尻が紅い。
  2. 主に昼に活動する昼行性
  3. 食性は雑食性で、植物中心のものを食べる。(主に、果実を食べるが、植物の葉、芽、草、花、種子、キノコ、昆虫なども食べる。)
  4. 運動力・記憶力・学習能力が高い。
  5. 群れで行動する。
  6. 猿は獲物を見つけると、瞬間的に飛びかかる動物である。農作物の被害はもちろん、人間も襲う存在として害獣と認定されている。

猿(サル)の習性

猿はオス・メスかかわらず、基本的に群れで行動する動物である。また、猿には猿だけの独自の社会構造なるものがあり、群れごとに順位や階級などがランク付けされる説があると言われている。一般的に、オスが4~5才になると生まれた群れから別の群れに移動し、メスは子供を中心として行動すると言われている。猿は昼間など明るい時間帯に行動する。夜は群れ同士でくっ付き合いながら寒さをしのいだりして休息を取る。猿の行動範囲は10~80平方キロメートル(行動圏は、常緑広葉樹林内では狭く(一頭あたり1.4~6.4ヘクタール)、落葉広葉樹林内では広くなる(一頭あたり9~79ヘクタール)、その範囲内で周期的にエサを求める。普段は森林などに生息し、住宅街に侵入することはないが、中にははぐれた猿が行き場を見失い、住宅街に現れることも少なくない。猿は臆病な性格だが、一度見たものはすぐに覚えるため、知性・記憶力が高いことが明らかとなっている。そのため、人間に危害を加えるケースが多くなっている。

猿(サル)による被害

  1. 農林作物被害。
  2. 人身被害。
  3. 物の被害。(住宅街で農作物を荒らす他、屋根瓦を壊したり屋内に侵入したり、頭が良い動物のため、人慣れが進むと、人から物を奪い取ったり、人に危害を加えることもあり、社会問題化している。)

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