シカは、鯨偶蹄目(げいぐうていもく)シカ科に分類される哺乳類の総称である。日本では、単にシカと言う場合は、ニホンジカを指す。名前から得られる印象とは異なり、日本以外にも広く分布している。国内では、北海道から九州に掛けて広く分布している。(主に、北海道のエゾシカ、本州のホンシュウジカ、九州・四国のキュウシュウジカの3種などであり、北の方の鹿ほど体が大きい。)体長は110~170cm、体重は40~110kgで、大型の動物である。オスのみが角を持っている。食性は草食性で、下草・稲・苗木・樹木の枝葉や樹皮などあらゆる植物、穀物・野菜・果物などのあらゆる農作物を好んで食べる。地方によって好む食物に差がある。近年では、暖冬続きにより越冬が容易であったことなどから個体数が増加し、森林の食害による被害が深刻な社会問題となっている。
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